奄美大島の行き方・おすすめスポット＆アクティビティご紹介！

奄美とは？

鹿児島から南に離れること380km。九州と沖縄の真ん中あたりに位置することから、それぞれの影響を受けつつ独自の文化を発展させてきたのが奄美大島。多くの歌手を生み、鹿児島市に次ぐ繁華街を有するなど、今も昔も活気にあふれている場所です。

 

奄美への行き方

奄美大島行きの飛行機は、東京・大阪・福岡・鹿児島・那覇から直行便が運航しています。航空会社は日本航空(JAL)・琉球エアコミューター(RAC)・ピーチアビエーション(APJ)・スカイマーク(SKY）の4社です。

ただし、鹿児島空港以外の直行便は1日1～2便ということがほとんどです。運行スケジュールによっては鹿児島空港を経由した方がよい場合もあります。

 

東京（羽田空港）から

羽田空港から奄美大島までの直行便は、日本航空(JAL)から1日1便出ています。行きの飛行機は12時に羽田空港を出発し、14時25分に奄美大島に到着する便です。帰りは15時10分に奄美大島を出発し、17時15分に羽田空港に到着します。

もしスケジュールが合わないということであれば、まず羽田空港から鹿児島空港まで向かい、そこから奄美大島行きの便に乗り継ぐといいでしょう。羽田空港から鹿児島空港へ向かう便は１日10便以上運行していますので、好きな時間の飛行機を選ぶことができます。

所要時間は羽田～鹿児島間が2時間前後、鹿児島～奄美諸島間が1時間15分程度です。東京から鹿児島まで新幹線を利用すると、途中の乗り継ぎを含めて7時間ほどかかってしまいます。早割などを利用してなるべく安い値段で飛行機を利用するのがいちばんお得です。

 

大阪（関西空港）から

関西国際空港・伊丹空港からも直行便が1日1便出ています。関西空港を出発する飛行機はピーチアビエーション(APJ)で、行きは8時20分関西空港を出発し、10時10分に奄美大島へ到着します。帰りは10時50分に奄美大島を出発して12時25分に関西空港到着です。

伊丹空港からの直行便は日本航空(JAL)になります。行きは9時10分に伊丹空港を出発、10時55分に奄美大島へ到着です。帰りは12時に奄美大島を出発し、13時30分に伊丹空港へ到着となります。

大阪から鹿児島までは新幹線を使うと4時間程度かかりますし、鹿児島中央駅から鹿児島空港まで移動しなければならないため少し不便です。大阪港から鹿児島の志布志港はフェリーさんふらわあが運行していますが、15時間かかりますので現実的な交通手段とは言い難いです。

飛行機であれば約1時間で着きますので、やはり飛行機がベストな交通手段といえるでしょう。なるべく値段を抑えたい人は早割やLCCであるピーチアビエーションを利用し、スケジュールが決まり次第飛行機を予約するようにしましょう。

 

名古屋（中部国際空港から）

中部国際空港から奄美大島行きの直行便は飛んでおらず、鹿児島空港を経由することになります。中部国際空港から鹿児島空港までの所要時間は1時間25分前後で、1日5便程度運行しています。東海地方に住んでいる人は中部国際空港の利用が便利です。

 

那覇経由

那覇空港は全国の空港からアクセスできるため便利ですが、奄美大島行きの直行便は1日1便となります。琉球エアコミューター(RAC)が運行している飛行機で、行きは12時5分に那覇空港を出発し、奄美大島には13時到着です。

飛行機の他に、那覇港・本部（もとぶ）港からフェリーを使って奄美大島へ行くこともできます。約13時間かかりますが、船旅も楽しみたい人はあえてフェリーで行くという方法もあります。

 

奄美旅行で絶対行きたいスポット

せっかく奄美大島に行くなら、大自然はもちろんのこと、島独自の文化や歴史を感じられるスポットをぜひ観光してみてください。奄美旅行で絶対行きたいスポットをご紹介いたします。

 

金作原原生林

奄美大島の貴重な動植物が観察できる金作原（きんさくばる）原生林。国立公園にも指定されており、2019年2月からは自然保護のため有料のエコツアーガイドの同行がお願いされるようになりました。旅行会社の貸し切りツアーにもガイドが付き添ってくれるので、理解を深めながら原生林を散策することができます。

大きなヒカゲヘゴの木が生い茂る原生林は、恐竜が生きていた時代にタイムスリップしたかのように錯覚します。ルリカケスやキノボリトカゲなどの希少な天然記念物も生息しており、「東洋のガラパゴス」と呼ばれていることも納得です。奄美大島の自然の魅力が凝縮された場所です。

 

あやまる岬

奄美空港からほど近い場所にあるあやまる岬は、奄美大島の絶景スポットです。東側には奄美諸島の喜界島、すぐ前の海にサンゴ礁が広がっているのを眺めることができます。

あやまる岬周辺は観光案内所も設置されたレジャースポットとなっており、芝スキーやサイクル列車などのアトラクションも体験できます。カフェも併設されているので家族連れにもおすすめです。

 

マングローブ

奄美大島だからこそ見ることができるマングローブの森。奄美市住用町には日本で2番目に大きいマングローブの森があります。潮の満ち引きによって景色が変わるのも魅力的です。

黒潮の森マングローブパークでは、マングローブの成り立ちや奄美大島の大自然に暮らす生き物の紹介が行われています。山城跡を利用してつくられた展望台からはマングローブ林を一望できるので、ぜひ上ってみてください。カヌーやセグウェイ、グラウンドゴルフのアクティビティ体験も可能です。

 

湯湾岳

奄美大島で最も高い山・湯湾岳の標高は694.4ｍです。亜熱帯気候ならではの原生林があり、頂上周辺は国定公園特別保護地区に指定されているほど。山頂までの登山口は2つあり、誰でも登ることができます。

大和村側の登山口は、奄美フォレストポリスから車で約20分走った場所にあります。車で9合目付近まで行くことができるので、登山口から頂上までは約15分です。中腹の神社まではボードウォークが整備されており、体力が心配な人や小さなお子様も楽しめるルートです。

もうひとつの登山口は宇検村の湯湾岳展望台にあり、登山口から頂上までは昔からある山道を登っていきます。頂上までは1時間程度かかります。湯湾岳は昔から霊峰として大切にされてきた場所であり、大自然のパワーを感じ取れるエリアです。

奄美大島特有の珍しい植物を観察しながら山登りを楽しんでください。

 

奄美パーク

出典：jalan

奄美パークは奄美空港から車で5分ほどの距離で、非常にアクセスが便利な観光スポットです。旧奄美空港の跡地に建設され、2001年にオープンしました。

メインエリアである奄美の郷では、奄美大島の歴史や文化を映像などでわかりやすく学ぶことができます。奄美諸島の喜界島や徳之島などの情報も知ることができますし、雨の日も気にせず楽しめるので家族連れにもおすすめです。

敷地内にある田中一村記念美術館では、生涯奄美の自然を描き続けた日本画家・田中一村の作品が展示されています。奄美諸島の動植物を独特なタッチで描いた作品が80点ほど展示されており、どれも迫力があって見ごたえがあると評判です。

 

安脚場戦跡

安脚場（あんきゃば）戦跡は、奄美大島の南隣にある加計呂麻島（かけろまじま）の東の端に位置しています。ただし、がけ崩れの影響で公園までの道が通行止めになっており、復旧に関しては現在未定です。

安脚場戦跡からは大島海峡を挟んで向かいに奄美大島を眺めることができます。もともと大島海峡に連合艦隊の停泊地があったことから、連合艦隊を防衛するために設置されました。太平洋戦争時代に築かれた砲台跡や弾薬庫、貯水槽や金子手崎防備衛所などのさまざまな軍事施設が現存しています。旧日本軍時代の史跡がここまでたくさん残っていることは珍しいので、機会があればぜひ訪れてみてください。

加計呂麻島へは奄美大島の古仁屋（こにや）港から海上タクシーか町営フェリーで向かいます。所要時間は約15分です。海上タクシーと町営フェリーの乗り場は違うので注意しましょう。

 

奄美のおすすめアクティビティ

大自然に囲まれる奄美大島だからこそできるアクティビティがいくつもあります。奄美大島に来たからには、大自然を満喫するためのアクティビティを体験しましょう。いくつかのアクティビティがセットになっているお得なプランもありますので、お好みのツアーを探してみてください。

 

ナイトツアー

自然が豊かな奄美大島は、夜になれば周囲は真っ暗です。その中を4WDに乗って原生林を突き進むナイトツアーは、地元の人しか知らないおすすめスポットへ案内してくれるおすすめのツアーです。ジャングルのような森の中をドライブするのはスリル満点。夜しか活動していない固有種の動物も観察できます。

天然記念物であるアマミノクロウサギに出会える確率はかなり高いです。リュウキュウアカショウビン、リュウキュウコノハヅクなどの珍しい鳥も鳴き声を頼りに探してみましょう。街灯も少ない奄美大島であれば、プラネタリウムのような満天の星空を満喫することもできます。

ずっと車に乗って移動するため、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人が参加可能です。晴れている日はフルオープンのジープに乗れるツアーもありますので、写真撮影にも最適です。

ナイトツアーの詳細はこちら↓

 

カヌー・カヤック体験

奄美大島といえば、日本でなかなか見られないマングローブの原生林が間近で見られる場所。カヌーやカヤックに乗れば、近くでマングローブを見るだけでなく、海などに生息する亜熱帯の動植物を見つけられるので、奄美大島の大自然を満喫できます。

カヌーとカヤックの違いは漕ぐときに使用するブレードです。ブレードのパドルが片側だけについているものがカヌー、両側についているものをカヤックと呼びます。どちらもしっかりとレクチャーを受けられますので、初心者でも安心です。

カヌー・カヤック体験はさまざまな時間帯で開催されていますが、おすすめは夕日が沈むサンセットタイム。空の色の変化をダイナミックに堪能でき、感動すること間違いなしです。先にご紹介したナイトツアーがセットになっているプランもあります。夜の奄美大島を満喫したい人におすすめです。

カヌー・カヤック体験の詳細はこちら↓

 

シュノーケリング

海面付近で海の中を観察するシュノーケリングは幅広い年代の人が楽しめるアクティビティです。奄美諸島周辺の海は冬でも暖かく、透明度も高いのでシュノーケリングに最適です。手つかずのサンゴの美しさ、生物の多さに圧倒されること間違いなし。

初心者の人はツアーに参加するとシュノーケルもレンタルできるので安心です。

シュノーケリングツアーの詳細はこちら↓

 

SUP体験

ハワイで誕生したSUP（スタンドアップパドルボート）は、水上で立っているような感覚で安定感抜群です。SUPと同時にサーフボードの上でヨガを体験するプランもあります。

奄美の海を優雅に楽しみたい人は、一度SUPを体験してみるのはいかがでしょうか？最初は浅瀬で練習できますし、比較的短時間で海の上を颯爽と移動できるようになります。大海原に漕ぎ出すかのような爽快感を味わえ、高い視点から絶景を満喫することができます。

SUPツアーの詳細はこちら↓

 

ダイビング

シュノーケリングでも奄美の海の素晴らしさを満喫できますが、もっと深く奄美の海を知りたい方はダイビングがおすすめ。深い場所まで潜っても太陽光が注ぎ込むので意外と明るく、海の中の景色をすみずみまで見渡すことができます。

南北に広がる奄美大島なら、ダイビングの場所でその風景が全く異なるのも魅力的。年中暖かく、長い時間潜っていられるため、ダイビングをこの機会に始めたい人にはもってこいのエリアです。季節によってはウミガメと出会えたり、アマミホシゾラフグが産卵のためにつくるミステリーサークルを観察できるかもしれません！

また、ダイビングをした後は飛行機に乗ることはできませんので注意しましょう。

ダイビングの詳細はこちら↓

 

セグウェイ

奄美大島では日本では珍しいセグウェイを体験することができます。アクセルやブレーキがないセグウェイは、ガソリンを使わないので環境にも優しい乗り物です。

黒潮の森マングローブパークで行われており、小学生以上であればツアーに参加可能です。レクチャーを受ければ、初めての人でもツアー時間内に乗りこなせるようになります。宙に浮いているかのような不思議な感覚は他ではなかなか体験できませんので、気になる人はぜひ申し込んでみてください。マングローブの林をセグウェイに乗って散策するコースもあります。

 

まとめ

奄美大島はいつも暖かく、多くの自然が残されているので身も心も癒されます。東京や大阪からも直行便が運航しており、早割やLCCを利用すればお得に旅行することが可能です。また、奄美大島の中心街は離島とは思えないほど発展しており、不便さを感じさせません。

メジャーな観光地である沖縄本島より観光客も少なく、ゆったりとした離島の雰囲気を味わうのにぴったりの場所です。日頃の疲れをリフレッシュしたい人は、ぜひ奄美大島を訪れてみてください。

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奄美ツアーズ