嘉徳遺跡-奄美大島-

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嘉徳遺跡の風景

嘉徳遺跡とは

嘉徳遺跡は奄美大島瀬戸内地区に存在する嘉徳集落のある嘉徳川の左岸の孤立砂丘に存在します。1973年に砂利業者の採掘作業中に偶然見つかったものであり、縄文時代前期に住んでいた人の生活の匂いを感じることができます。
当時の縄文時代～平安時代の人間は主にこの地で貝を採取して生活した形跡が点在するのですが、住居の柱跡が見られず、季節ごとにここに拠点を構えていたのか、常在していたのかは定かではないです。

ただ現在の周辺地域の海水浴場に足を運んでもらうとわかると思いますが、遠浅の海が続いています。このため動きのない貝や海藻を採集するには絶好のロケーションだったことが想像できます。特筆すべきことは異形の土器が出土されていることでしょう。祭祀目的で作られた点灯用のランプはこの奄美大島独自の発展をしたものであり、希少性が高いのです。古仁屋の市街地からは車で30分程度の場所ですので縄文ロマンを感じたい方は足を伸ばしてみると良いでしょう。