奄美大島へはどうやって行く?コロナ禍で変わった点や空港周辺スポットも一緒にご紹介!
目次
奄美大島はどこにある?
国内でも屈指の観光地、奄美大島という島の名前については耳にしたことがある方が多いのではないかと思います。
奄美大島は温暖な気候が特徴で、青く美しい海と豊かな自然があることで知られている南海の離島です。しかし、奄美大島の具体的な位置については、ご存知でないという方が多いのではないでしょうか。
島としてのさまざまな特徴や文化などから、奄美大島は沖縄県に点在する離島の一つだと思われている方も多くいらっしゃいますが、実際は奄美大島は沖縄県に属する島ではありません。奄美大島は都道府県の区分としては、九州最南端の県である鹿児島県に分類される島となっています。
今回は、奄美大島への旅行を検討されている方に向けて、奄美大島への行き方を詳しくご紹介させていただきます!
奄美大島への行き方(飛行機・フェリー)
奄美大島に行くためには、どのような交通機関を利用すれば良いのでしょうか。
まず、奄美大島は鹿児島県ではありますが、鹿児島市からの距離は約380kmと、かなり離れたところにある離島であるため、陸上の交通手段で移動することはできません。
具体的な交通手段としては、飛行機かフェリーの二択となります。
奄美空港まで飛行機を利用(直行便・経由)
まず、飛行機によって移動する際の方法を具体的に見てみましょう。
奄美大島の空の玄関口となるのは、島内北東部の奄美市笠利町に位置している奄美空港です。
奄美空港への直通便が就航しているのは、東京、大阪、福岡、鹿児島、沖縄の5都府県から。成田空港、関西国際空港からはpeachの便が出ていて、羽田空港、伊丹空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港からはJALグループの便が出ています。
また、別の経路として名古屋の中部空港からスカイマークを利用して鹿児島空港を経由し、そこから奄美空港へ移動するルートもおすすめです。全国各地からの直行便はほとんどが1日に1便となっていますが、同県である鹿児島空港からはJACが1日に7~9往復、スカイマークが1日に2往復しています。
それぞれの航路の所要時間目安としては、成田からは約2時間半、羽田からは約2時間、伊丹、関西国際からは約1時間半、福岡からは約1時間となるでしょう。
また、鹿児島からの空路も、およそ1時間が所要時間の目安となります。そして、名古屋から鹿児島空港を経由するルートの場合、計3時間ほどが時間の目安となってくるでしょう。
さまざまなルートがありますが、基本的にはLCCを利用できるルートが割安となっています。
名瀬港までフェリーを利用
続いてもう一方の移動経路となる、フェリーでの海路について見てみましょう。
奄美大島との間にフェリーが就航しているのは、鹿児島県内の鹿児島本港か、鹿児島新港の2つの港のみとなっています。そのため、いずれの港を利用するにせよ、まずは鹿児島県へ移動しなければなりません。
飛行機を利用して鹿児島空港に移動した後、鹿児島中央駅を経由し、いずれかの港へ移動しましょう。
ここで注意したいのが、どちらの港からの便も夜間の時間帯に出航し、早朝に到着する便のみとなっているという点です。
鹿児島新港からは18:00に出航し、奄美大島の名瀬港に到着するのが翌朝の5:00となっています。また、鹿児島本港からは17:30に出航し、喜界島を経由した後、名瀬港に朝7:00、古仁屋港に9:40に到着します。
出航時刻と到着時刻、到着する港などの条件を鑑みて、利用する港を選択すると良いでしょう。到着までが早いのは新港からの便ですが、早朝に到着するためお店などが開いていないという難点があります。
時間こそかかりますが、街が動き始める時間帯である7:00に到着する本港からの航路を選ぶのも、旅行プランによってはおすすめです。
新型コロナウイルスの影響で変わった点
昨今の新型コロナウイルスの流行は、さまざまな業界に多大な影響を及ぼしました。みなさまの周囲でも生活や仕事に影響が及び、変化した部分があったのではないかと思います。
奄美大島へ移動するための経路も、感染症の流行による影響を受けた要素の一つです。
まず、大きな変化として挙げられるのが、全国各地から訪れていたクルーズ船の寄港が中止されているという点です。離島である奄美大島へ新型コロナウイルスが流入するのを極力防ぐため、移動手段ではなく娯楽としての観光を目的としたクルーズ船の入港が総じて取りやめになっています。
また、上でご紹介させていただいた飛行機による空路も、コロナ禍の影響を受けて減便となっています。
今後も流行の拡大、縮小に応じて増便・減便が行われていく可能性があるため、奄美大島までの移動経路を細かく調べておき、プランを立てる際には、最新の情報を参考にしましょう。
奄美空港から市街地までの移動手段
では、奄美空港から市街地まではどのように移動すれば良いのでしょうか。
空港から市街地までの移動手段が用意されているかという点は、その土地の観光しやすさを大きく左右する要素です。幸い奄美大島は人気の高い観光地であるため、空港から市街地への移動手段がしっかりと用意されています。
以下の項目で、それらの移動手段についてチェックしていきましょう。
奄美主要スポットまではバスが運行!
奄美大島の中で多くの方が遊びやお食事、宿泊などを目的として訪れることになるのが、主要市街地であり発展している名瀬です。
奄美空港から名瀬に向けては、しまバスが運行している空港連絡バスが運行しており、30分間隔で市街地行きのバスが出ているため、移動手段に困らされることはないでしょう。
価格は大人1100円となっており、1時間弱で名瀬まで辿り着くことができます。また、しまバスの路線はそれ以外にも島内のさまざまな土地を結んでいます。
数多くの主要な観光スポットにはバスを利用して移動することができるため、乗り放題チケットを購入して、移動手段として利用することもおすすめです。
空港や名瀬港ではタクシーも利用可能
また、観光地である奄美大島ではタクシーの運行も盛んです。荷物が多い場合や観光に関する情報を聞きたい場合、バス停から目的地までが遠い場合などに、タクシーを利用していくのも良いでしょう。
奄美空港から名瀬港から移動するための有力な手段の一つとして、タクシーの存在を頭に入れておくときっと役立ってくれるはずです。
島内周遊はレンタカーが便利
奄美大島は総面積が712.4㎢、外周が約460㎞と非常に広い島で、その全域を巡ろうとすると広範囲での移動が求められます。
そこで有力な移動手段となってくるのが、時間の縛りを受けることなく自由な移動が可能となるレンタカーです。
観光客からの需要が高いため多くのレンタカー業者も存在しており、レンタカーは奄美大島観光において最も人気の高い移動手段だと言えるでしょう。
奄美空港周辺はドライブがおすすめ
奄美大島にはさまざまな観光の楽しみ方がありますが、その中でも手軽かつ満足度が高いのが、奄美空港周辺のドライブです。そのため、奄美空港到着後に時間に余裕があるならば、ぜひレンタカーを借りてドライブを楽しんでみましょう。
空港の周辺にはサトウキビ畑が広がっており、南国の離島ならではといえる、のどかで豊かな情景を目の当たりにすることができます。海岸線をドライブできるコースが長距離に渡って続いているため、奄美大島の美しく青い海を眺めながらドライブを味わうことができるでしょう。
奄美大島は年間を通じて温暖な気候となっているため、どの時期に訪れた際にもぜひ車窓を開けてドライブしてみることをおすすめします。島特有の朗らかな空気を浴びれば、旅情を思う存分堪能できること請け合いです。
また、長めのコースでドライブを楽しむ際には空港のある北部から南部に移動してみると良いでしょう。シュノーケリングに代表されるさまざまなアクティビティを楽しめるスポットや、フォトジェニックな大自然、秘境めいた土地や穴場スポットが多数存在しています。
ぜひドライブがてら、じっくりと腰を据えてディープな奄美大島を堪能されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は奄美大島を旅行する上で知っておきたい、移動手段に関する情報をお届けさせていただきました。
奄美大島観光を思う存分楽しむためには、旅行前に移動手段について熟知しておくことが大切です。ぜひこの記事を参考に、充実した奄美大島観光を楽しんでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
↓ あわせて読みたい記事はこちら ↓